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2023.01.06
絵描き Lee Izumida 編 / 連載「作家のアイデンティティ」Vol.13
独自の切り口で美術の世界をわかりやすく、かつ楽しく紹介する「アートテラー」として活動する、とに〜さんが、作家のアイデンティティに15問の質問で迫るシリーズ。今回は、大胆な文字と独特の視点で描くLee Izumidaさんの背景に迫ります。
陶作家 酒井智也 編 / 連載「作家のアイデンティティ」Vol.12 はこちら!
今回の作家:Lee Izumida
1986年、北海道生まれ。幼少期から絵を描き始める。
アメリカ留学時に絵を学ぶ。
2015年より東京に拠点を移し、2019年より本格的に絵描きとしての活動をスタート。
アクリル画の作品を中心に、看板や宣伝美術、ウィンドウに用いられる絵や文字を描いている。
烏骨鶏 910×727mm / Acrylic on canvas/2021
ベランダの山羊とゴールデンレトリバー 910×606mm / Acrylic on canvas/2021
Lee Izumidaさんに質問です。(とに〜)
いつもInstagramなどで拝見しています。近くに住んでいるもので、よく利用する池袋駅の某駅ビルでも、つい先日Leeさんのウィンドウペインティングを拝見したばかりです。作品もライフスタイルもセンスが溢れていらっしゃるので、面と向かって質問をするとなると、気後れしてしまうのは確実。この連載を続けていて初めて、直接お会いしない形式で良かったと思いました(笑)
ということで、直には聞きづらい(聞くまでもない?)質問もいくつか混ぜ込んでみました。ご回答楽しみにしています!
Q.01 作家を目指したきっかけは?
絵が好きだからです。
Q.02 肩書きを“画家”でも“現代作家”でもなく、“絵描き”としているのはなぜですか?
絵を描くから(キャンバス・ウインドウ・壁などいろいろな場所や物に)
画家と名乗るのはまだ何か恥ずかしい(恐れ多い)
![](/assets/artist-identity-13_lee-izumida-3.jpg)
Q.03 制作する上で何よりも大切にしているルールは何ですか?
絵が好きと言う自分の気持ち。
Q.04 絵に文字を書く際のこだわりはありますか?
自分の癖字みたいな感じなので、難しくは考えてないです。伸び伸び楽しみながら描いてます。
![](/assets/artist-identity-13_lee-izumida-4.jpg)
Q.05 (油絵や水彩画などと比べて)アクリル画の魅力って何ですか?
描き直しができる。乾くのが早い。何にでも色がのる。
![](/assets/artist-identity-13_lee-izumida-5.jpg)
Q.06 アトリエの一番のこだわり or 自慢の作業道具など
綺麗にしない。
アトリエ自体が、一つのコラージュ作品のようです。(とに〜)
![](/assets/artist-identity-13_lee-izumida-6.jpg)
![](/assets/artist-identity-13_lee-izumida-7.jpg)
![](/assets/artist-identity-13_lee-izumida-8.jpg)
Q.07 これまでいろんなコラボをされてますが、一番想い出に残ってるコラボは何ですか?
出身地での仕事。コラボより、やはり個展が思い出に残ります。
Q.08 職業病だなぁと思うことは?
好きなことなので、職業病と思ったことが無いです。
![](/assets/artist-identity-13_lee-izumida-9.jpg)
Q.09 青春時代、一番影響を受けたものは何ですか?
留学(大変だった)
Q.10 特技の欄に書くまでもないプチ特技を教えてください。
どこでも寝れる
のび太と同じですね!(とに〜)
Q.11 最近日常で感じた小さな幸せを教えてください。
美味いごはん。
Q.12 これまでの自分の人生の中でもっとも想い出のある曲は何ですか?
ここ数年はクリスマスシーズンが年で1番忙しいので、クリスマスソングが頭の中で流れてます。
Q.13 今一番行きたい旅行先はどこですか?
自分の家が好きなので、基本的に一番行きたい場所は自分の家です。
![](/assets/artist-identity-13_lee-izumida-10.jpg)
Q.14 思いっきり地元の自慢をしてください。
ご飯が美味い。
Q.15 もしも作家になってなかったら、今何になっていたと思いますか?
絵を描いて、他で(他の仕事)生活費を稼いで、楽しく生活。
![](/assets/artist-identity-13_lee-izumida-11.jpg)
シンプルな画面にポジティブなパワーが詰まっている。Leeさんの絵に対して、そんな印象を抱いていましたが、アンケートのお答えもまさにそんな感じ。シンプルなフレーズながら、ポジティブな雰囲気が随所から伝わってきました。ちなみに、これまでこのアンケート企画にたくさんのアーティストさんが参加してくださいましたが、紫色のペンでの記入はLeeさんが初めて。作品でよく目にしていた字ということもあり、ご回答いただいたアンケート用紙がもはや一つの作品のように感じられます。
あと、今さらながら申し訳ありません!クリスマスシーズンのまさに1年で一番お忙しいところに、アンケートにご協力いただきありがとうございました!(とに〜)
information
SIGNS OF A NEW CULTURE vol.10
■会期
2023年1月11日(水)〜1月17日(火)
※最終日は20時閉場
■会場
大丸札幌店1階 イベントスペース
〒詳しくはこちら060-0005 北海道札幌市中央区北5条西4丁目7
■入場料
無料
![](/assets/LIVE-PAINTING01.jpg)
ARTIST
![](/assets/lee-izumida_PP.jpg)
Lee Izumida
絵描き
1986年、北海道生まれ。幼少期から絵を描き始める。 アメリカ留学時に絵を学ぶ。 2015年より東京に拠点を移し、2019年より本格的に絵描きとしての活動をスタート。 アクリル画の作品を中心に、看板や宣伝美術、ウィンドウに用いられる絵や文字を描いている。
DOORS
![](/assets/toni~.jpg)
アートテラー・とに~
アートテラー
1983年生まれ。元吉本興業のお笑い芸人。 芸人活動の傍ら趣味で書き続けていたアートブログが人気となり、現在は、独自の切り口で美術の世界をわかりやすく、かつ楽しく紹介する「アートテラー」として活動。 美術館での公式トークイベントでのガイドや美術講座の講師、アートツアーの企画運営をはじめ、雑誌連載、ラジオやテレビへの出演など、幅広く活動中。 アートブログ https://ameblo.jp/artony/ 《主な著書》 『ようこそ!西洋絵画の流れがラクラク頭に入る美術館へ』(誠文堂新光社) 『こども国宝びっくりずかん』(小学館)
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