- FEATURES
- 小笠原周、そんたくズ、奥野智萌など新進気鋭作家の作品をアート/空家 二人より好評発売中
NEWS
2025.06.17
小笠原周、そんたくズ、奥野智萌など新進気鋭作家の作品をアート/空家 二人より好評発売中
アート/空家 二人は2020年に開設した東京・蒲田のスペース。新進気鋭のアーティストの展覧会を継続的に行い、作品を発表しております。ただ今、選りすぐり3作家の作品がARToVILLA MARKETにて好評発売中です。
今回は、人生や経験を神話と対等に扱いながら模索して現代石彫を制作し続け、また共同スタジオ山中suplexの立ち上げメンバーでもある小笠原周、各々が現代アーティストでありながらお笑いコンビとしても精力的な活動を行うそんたくズ、盲ろう者の通訳介助者としても働きながら異なる知覚や身体が体験する世界への関心を主軸に作家活動を行う奥野智萌といった三者三様の個性豊かな作風を通して、枠にとらわれない作品をご紹介します。是非お楽しみください。
小笠原周
1985年兵庫県生まれ。伝統的な石彫の技術を磨きながら、漫画や拡張現実動画といった現代的な手法も取り入れ、表現を展開する。作品には度々、太い眉に筋肉質という昭和の少年漫画の特徴が詰め込まれたキャラクター「主人公」が登場する。小笠原の憧れを体現したそのキャラクターが持つ現実離れした存在感と、石の質量との対比が、作品に独特なおかしさを生み出す。近年は家族との関係を題材にすることが増えたことで、「主人公」は理想像から小笠原自身に近い存在へと変化している。また、平面と立体の中間であるレリーフとして彫る作品にも意欲的に取り組んでいる。
出品作品

「マヌル」小笠原周 作品サイズh210×w200×d200mm、白御影石
作品購入申込はこちら
そんたくズ
田中寿司ロボット(田中義樹)とペットロスター井上(井上森人)の二人からなるお笑いコンビ。2017年に結成された。 元を知らなくても楽しめる、演劇やアートのネタが散りばめられたコントを行う。
出品作品

「DXパー券」そんたくズ 作品サイズh700×w1800mm、インクジェットプリント
※本券は2025年7月11日に行われる「2025年夏のドラゴンパーティー そんたくズを励ます会」の入場券です。幅1.8mある大きなチケット作品で、パーティ終了後にはお持ち帰りいただけます。
作品購入申込はこちら
奥野智萌
1998年京都府生まれ。千葉県在住。 ヒラメとカレイを縫い合わせた「人魚」や、積み上げられた角砂糖など、自身の経験を、漫画や版画、造形物などで客体化する。とりわけ、中学生の頃に発症した脊椎側湾症や、それに伴う手術の経験は作品に頻出する。作中に登場する兎は、非常に広い視野を持った動物で、体を曲げることなく自分の背中を見たいという奥野の願望を満たす存在として描かれる。様々なメディアを駆使する奥野だが、経験を客体化するに当たって、初めの手段として用いるのは、幼い頃から描いている漫画である。ドローイングのように漫画を描き、それを起点に別の手段で仕上げることもあれば、漫画そのものを作品とすることもある。
出品作品

「I want to see my back 3」奥野智萌 額装サイズh400×w200×d18mm 銅版画
作品購入申込はこちら
アート/空家 二人
2020年に開設した東京、蒲田のギャラリー。作品が購入されるごとに価格が上がる展覧会「NITO」や、民家を改装した空間を活かした展覧会「半開きの家」など、独自の企画展を行なっている。
出品作品

「二人の本 NITO01 – NITO11」アート/空家 二人 B5無線綴じ、130頁
作品購入申込はこちら
作品に関するお問合せはこちら
GALLERY
アート/空家 二人
ギャラリー
2020年に開設した東京、蒲田のギャラリー。作品が購入されるごとに価格が上がる展覧会「NITO」や、民家を改装した空間を活かした展覧会「半開きの家」など、独自の企画展を行なっている。
〒144-0052
東京都大田区蒲田3-10-17
新着記事 New articles
-
SERIES
2025.08.13
プロ生活17年「私生活はバスケから離れるからこそ、コートで爆発できる」プロバスケットボール選手・西村文男の心・頭・体をリラックスさせるアート / 連載「わたしが手にしたはじめてのアート」Vol.38
-
REPORT
2025.08.13
アートを通じて「異なる感覚の行ったり来たり」を暮らしのなかで楽しむ / 展覧会「Beyond the WINDOW ―クリス智子と暮らしとアート―」レポート
-
REPORT
2025.08.06
現代アートファン必見の美術館、ディア・ビーコンへ / 広大な敷地を活用した豊かな展示空間
-
SERIES
2025.08.06
東京都現代美術館の開館30周年記念展から、「瀬戸芸美術館連携」プロジェクトまで / 編集部が今月、これに行きたい アート備忘録 2025年8月編
-
SERIES
2025.07.30
紡績工場跡地で、自然と人の関係を紡ぐ。小林万里子のアトリエ / 連載「部屋は語る〜作家のアトリエビジット〜」Vol.1
-
INTERVIEW
2025.07.30
奇妙礼太郎×高山都が語る、暗闇での体験や着物の世界が教えてくれた「アートの越境する力」